「ケムトレイル陰謀論を斬る」サイトによる私の動画への論評は的外れ

ケムトレイルに関心を持っている方であれば多分ご存知の「ケムトレイル陰謀論を斬る」というサイトで、私の動画に対する筋違いな批評をしている記事を見かけましたので反論しておきたいと思います。

※本ブログは個人の見解に基づいた憶測や推測を含みます。不確実、または間違った内容が含まれる場合もありますが、報道機関やプロのジャーナリストではない個人のブログですから、正当な批判の限度を超えた非難や誹謗中傷、人格否定、人身攻撃等は厳に控えてください。
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「ケムトレイル陰謀論を斬る」サイトによる私の投稿動画に対する批評

私の動画とは以下の「ケムトレイル集中散布」シリーズのことです。

私にとって、この動画の投稿がYoutubeデビューだったのですが(実際にはその前に政治や原発絡みの動画を2~3本投稿していて現在非公開にしています)、動画を作成したのが初めてだったので、いま自分で見直してもただただ恥ずかしいだけなのですが、これだけ拡散されてしまった今となっては、削除したり非公開にするのも気が引けて、そのままになっています。

本当は建物とかもっと隠しておくべきでした。しかしこの時使用した編集ソフトはWindowsに附属していたムービーメーカーで、MMにそこまでの機能もなく、私も動画の編集に不慣れだったので、まぁ仕方なかったのかなと諦めています。

ということで本題に入ります。

「ケムトレイル信者」などという言葉を多用し、コメントを書いている人物と一緒になってケムトレイルに言及する人間を小馬鹿にする言動の多い人物が書いているサイトなので、あまり訪問することはないのですが、「あること」があって久しぶりに訪問したところ、かなり古い記事ですがこのような記事が投稿がされていることに気付きました。今回はそれについて反論をします。

確かに小馬鹿にされても仕方のないような嘘やデマを拡散しているJアノン達もいて、そういう人達によって「よりトンデモ陰謀論」という枠組みに押しやられてしまった感はありますが・・・。

以下が当該記事です。

以下、引用します。

ケムトレイルが事実だと主張する根拠として、各省庁に問い合わせたユーチューブ動画がよく取り上げられますが、これは根拠となり得るのか、検証します。

動画作成者は、飛行機が残す白い煙を見て、有害物質が散布されているのでは?と心配し、いったいどこの飛行機なのか調べるために、各省庁に電話をします。

しかし、各省庁の回答は、「○○上空を、その時間帯に飛行していた記録はない」でした。
あんなに沢山の飛行機が飛んでいたのに、どこも把握していないとすると、日本の空の安全はいったいどうなっているの?
どの省庁も把握していない航空機が、日本上空を勝手に飛んでいるというのは問題ではないか?
民間機・自衛隊機でもないとすると、米軍機なのではないか?
そして、「米軍機が日本の空を勝手気ままに飛び交っている」・・・・という結論に達します。

この結論は正しいのでしょうか?
動画をざっと見た限りでは、写っていたのは民間機のものでした。
ですから、この結論は間違いです。

これは、目の錯覚による誤解です。
なぜ誤解が生じたかというと・・・・・
近くに見える飛行機雲が、実際はかなり遠いものである可能性を考慮に入れていない、ということです。

では、スカイツリーの上に現われた飛行機雲の写真で解説します。

この写真は、隅田川両岸に整備されている「隅田川テラス」を散策中に撮ったものです。
ちょうどいい具合に、スカイツリー上空に飛行機雲が2本出来ました。
赤い矢印の方は、時間が経って崩れかけていますが、黄色の矢印の方は、出来てまもない飛行機雲です。

ではここで問題です。
スカイツリーの上の2本の飛行機雲は、私が撮影した地点から直線距離でどのくらい離れているでしょうか?

(中略 ※仰角についての蘊蓄が延々と続く)

飛行機雲が発生する高度は、おおよそ10000メートルなので、地上から飛行機までの高さは10000メートルと仮定してしまいます。
(実際は1万メートルを前後しますが、おおよその距離が分かればよいので、ここでは誤差は無視します)

黄色の矢印の飛行機雲の仰角は、37°
赤の矢印の飛行機雲の仰角は、14°でした。

距離=高度(10000メートル)÷tanθ ですから、計算してみると、
黄色の矢印の飛行機雲までの距離は、13270メートル
赤の矢印の飛行機雲までの距離は、40112メートル

黄色の方は約13キロ・・・・
地図で見てみると、埼玉県八潮(埼玉南東部)あたりの距離になることが分かりました。
赤の方は、約40キロ。 これは、茨城水海道市(茨城南部)あたりの推定になります。
(基点は清洲橋、目安をつけた地点は清洲橋から該当距離に相当する任意の点です)

約40キロということは、横浜⇔所沢間よりも離れているということになります。

(中略)

つまり、何が言いたかったかというと、「○○市上空を飛んでいる飛行機」だと思っていたものは、

実際はずっと遠い所を飛んでいた可能性が高い、ということです。

ですから、質問内容に対して、「その時間帯に該当機は飛んでいない」という回答になったとしても、
日本の空を不審機が勝手気ままに飛び交っている、ということには全くならないのです。

都内でも、冬の晴れた日には、富士山が見える地点がいくつかあります。
(逆に、静岡県でも、富士山がまったく見えない地域もあります)

つまり、人間が見渡せる範囲というのは、意外と広いので、
仰角のほんのわずかな違いが、大きな距離の差を生む、ということなのです。

ということで、「各省庁に問い合わせたユーチューブ動画」は、ケムトレイルが事実だという根拠にはなり得ません。

長めに引用しましたが、何やら尤もらしい理屈を並べ立てて、私の動画を論評されていますが、この文面から私の動画をしっかりと見ていない&自分の想像で評価していることがわかります。

動画を全部見るのが面倒だったのか、ご自分の想像で書いている部分があり、いくつかの勘違いをされていますので具体的に反論していきたいと思います。

イーグルアイ氏の指摘の間違い1 動画に映っている飛行機の「仰角」について

この動画シリーズをUPした当時は、仰角のことをあまり意識していなかった(知識がなかった)ため、「仰角によってはかなり遠くを飛行している飛行機であっても見える」という考察が欠けていたことは素直に認めます。なので現在は動画にもその説明を加えています。

周囲の地形などにより、遠くまで見える箇所とそうではない箇所があるため、私の部屋から見える範囲が正円とはならないのですが、仮に正円だとしても、概ね下の画像で示した範囲が私の部屋からギリギリ見える位置を飛ぶ飛行機の飛行範囲です。

確かに仰角が小さい場合、つまり向かいの棟の屋根の上ギリギリに飛行している場合などは、36kmほど先の上空を飛行している飛行機であることをフライトレーダーで確認しましたので、イーグル氏の指摘の通り、40キロ先を飛行している飛行機も見えるというのはその通りでしょう。

しかし、私が「ケムトレイル集中散布」の動画でUPしている飛行機の仰角は、概ね40度~90度近いものが大半で、17機のうち1機のみ、もう少し小さい仰角で飛行していました。

実際に動画に出てくる飛行機の画像を掲載しますので、それぞれの「仰角」がどの程度なのか、正確な数値は出せませんが、画像からなんとなく感じ取っていただければと思います。

仰角が小さい=遠くを飛んでいたのは7機目の1機のみで、あとはかなり見上げるような位置であったことはご理解いただけると思います。

9機目も仰角が小さいように感じますが、映っている山と私の住んでいる場所が近いため、仰角が小さいように見えるだけです。実際、10機目と交差しているところを見ると、仰角45度くらいではないかと思います。

こうした理由から、地理的条件が異なるのに、ご自分のケースを強引に当てはめたり、「実際にはかなり遠くを飛行している飛行機が“ある程度”含まれていたのではないか」という印象を持たせるようなイーグルアイ氏の指摘は当たらないと思います。

イーグルアイ氏の指摘の間違い2 「米軍機」だと結論づけたのは私ではなく北関東防衛局

再び引用します。

そして「米軍機が日本の空を勝手気ままに飛び交っている」・・・・という結論に達します。

この結論は正しいのでしょうか?
動画をざっと見た限りでは写っていたのは民間機のものでした。
ですから、この結論は間違いです。

えっとですね。

民間機ではなく「米軍機」だと結論づけたのは私ではなく北関東防衛局の職員の方です。

ざっとしか見ていないから、こういう重大なミスを犯すのではないですか?この動画の冒頭で北関東防衛局の方が何と言っているのかよく聞いてください。

冒頭で「私が見たのはすべて米軍機」だと断言されていますよね。

私の動画を「ざっと見ただけ」であとは想像や憶測で検証記事を書いてしまうから、こんな的外れな指摘になってしまったのでしょう。

「この結論は間違いです」と言うなら、「すべて米軍機でした」「確かにその時間帯、米軍が訓練をしていました」と答えた職員の方の回答が間違いですと言うべきでしょう。

ただ、私はこの時対応された職員の方を責める気にはなれません。その方にも立場とか事情があったのだと思います。言えないことだってあるでしょうから。

それと、私は自分の動画が「ケムトレイルが事実だという根拠」だとは思っていませんし、そのようなことも言っていません。私の動画を引用した方々が根拠だとしているかどうかまでは把握していませんが、私自身はあくまでも「問題提起」を目的として、これらの動画を投稿したのです。

イーグルアイ氏の指摘の間違い3 「突然あのような空」になったからこそ私が電凸したことを無視している

3つめの間違いとして(間違いというか歪曲に近い)、なぜ私がこのような電凸をし、動画を投稿したのか、その動機についてまったく触れていないこと。

私が今までにも同じ光景を見ていたなら、それこそ子供の頃から毎日あのような空を見ていたなら、このような疑問すら抱かなかったはずです。

子供の頃から、あるいは20代からでもいいのですが、その頃から毎日こうした“飛行機雲”や、ほぼ真上を飛行する旅客機を見ていれば、見慣れた(見飽きた)光景として、何ら疑問に思うことはなかったのですから。

当然、あのような電話をすることもなかったのです。

しかし私はそれまで見たこともないような空を見て驚いたのです。

半世紀近く(動画投稿時)も生きてきて、あのような空一面を覆ってしまうような大量の飛行機雲を残しながら飛行する飛行機を見たことがなかったのです。

だから“ただならぬ異変”を感じ、いても立ってもいられず、いろんな所に電話をしたのです。

それには一切触れずに、「仰角」や「民間機かどうか」だけに証言を当た論評は、客観的な論評でははないと思います。

追記

「触れていない」と思ったら触れていたようです。

ただ、私はこのようなものを見た記憶がないのです。

戦時中からあった現象であるのなら、なぜ今までそのようなものを見ることがなかったのか、昔も今も同じであるなら、なぜ突然それらを目にするようになったのか、その疑問は依然として残ります。

旅客機にしても、それまで殆ど見ることもなかったのに、なぜある時期を境に、一気に上空(私が視認できる範囲)を飛行する旅客機が増えたのかについても釈然としません。旅客機の運航ルートって急激に変わるものなのですか?

それでもデマの拡散はマイナスでしかない

ただし、このサイトには悪質なデマを正す内容も多いので、その点は評価しています。

冒頭の「あること」とは、最近になってまた「ケムトレイルのスイッチを切り忘れたまま空港に着陸した」という動画が拡散されていたので、まだそんなデマに引っかかっている人が多いのかと脱力しながら、ふとこのサイトの記事を読んでみようと思った、というものでした。

時折、拡散されるこれらのデマに関する指摘は正しいと思います。ぜひこれらの記事を読んで、安易にデマを拡散しないで欲しいと思います。

ツイッターで某インフルエンサーが拡散していたデマ
よく出回っているケム機内部の画像もデマです。
上記記事内にあった動画です。

これらのテスト機内部の画像が、ケムトレイルの原料が入ったタンクだとするデマが拡散されています。そのようなデマを拡散する行為は、真剣に追及している人達の足を引っ張る行為でしかありません。おそらくその手の人達は、本気で問題に向き合っているのではなく、自分のツイートが拡散されることで、自身の承認欲求を満たしたいだけなのでしょう。真偽などどうでもいい注目されたいだけの人達が口を出すから、余計に胡散臭くなってしまうのです。

何かを追及する時に、間違った情報を元にしてしまえば、「あいつらはいつもデマばっかり流している、またいい加減なことを言っている」と、デマ“発信源”認定され信用されなくなってしまうだけです。

私自身も過去に(今も?)不確実な内容やデマを流してしまったことがあるので自戒を込めて・・・。

目を引くような“陰謀暴露”情報に飛びつき、安易に拡散する前に、自分で調べることが本当に本当に大事だと思います。何かを真剣に解明、解決したいのであれば。そして同じ被害仲間を「トンデモ陰謀論者」「デマ拡散者」にしてしまわないためにも。

⬇こうした無責任なQアノン系が集ストに言及するのは、ただただ「悪夢」でしかなく、それをまた被害者が拡散する行為は、はっきり言って害悪でしかないと思います。(スレッド展開して読んでみてください)

集スト被害者の中にも熱心にQAJFを拡散している方々がいますが本当に残念です。そのようなツイートを見かける度に絶望の淵に追いやられるのですが、自覚がないとしたらかなり危険だと思います。※アレに言及する私が言っても説得力ゼロかも知れませんが・・・。?

参考動画
 
 
 

イーグルアイ氏によれば、TankerEnemy氏の動画はデマだそうですが、本当にそうでしょうか?一部に間違いがあったとしても、全てがデマとは言い切れないと思います。

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