誤認の疑いを指摘したら「被害者になりすました自称被害者」「加害者のやる心理虐待」などと言い放った人の反論の根拠は「風刺サイトの作り話」や「集スト案件ではない事件を集ストだと曲解・歪曲・拡大解釈したもの」だった

1年ほど前から「ついに集団ストーカーが加害を認めた」証拠映像として被害者の間で絶賛され、「公安警察の指示だから捕まらないし法律だと教えられて洗脳された模様」という説明とともに広く拡散されている動画について、私はある違和感を抱いていました。その動画を見ても「加害者が白状した」とは私には思えなかったからです。

注意

※本ブログは個人の見解に基づいた憶測や推測を含みます。不確実、または間違った内容が含まれる場合もありますが、報道機関やプロのジャーナリストではない個人のブログですから、正当な批判の限度を超えた非難や誹謗中傷、人格否定、人身攻撃等は厳に控えてください。またこのブログには所謂「トンデモ陰謀論」と唾棄され、嘲笑されるような内容も含まれます。そのような内容が馬鹿馬鹿しいと思う方は、今すぐこのブログから離脱することをお勧めします。どうかあなたの大切な時間を無駄にしないでください。

本ブログを閲覧する際の注意事項及びブログ主の思考形態について

相手の男性は日本語がわからず適当に返事をしていただけではなかったのか?

私が違和感を覚えた動画の投稿者はひつじTI⚔️集団ストーカー犯罪禁止しろ‼️@Sheepy_240という被害者を名乗る方です。

↓がその動画です。

私がこの動画を見て受けた印象は、この男性は外国人であるため、日本語がよくわからず、投稿者の問いかけに適当に受け答えているだけではないのかというものです。

以下、会話の内容を文字起こし。

いつも指示スマホで受けてんの?

うん?

いつも指示スマホで受けてんの?

うん、だよ

いくら貰ってるの?時給

うーん、普通のアルバイトと同じだと思う

あそうなんや~、何人自殺に追い込んだ?

外国人だからちょっとわからないですね

家宅侵入とか楽しい?

うん、結構楽しいね

あそうなんや。え、怖くないの捕まったら?カナダのほうでね、集団ストーカーして捕まった警官3人おるよ

怖くないよ、おりこうだから

あー、そうなんや。勝手に家侵入するのも仕事?

左手を挙げてエレベーターを降りる

あー、そうなんや。捕まるといいね。

この男性は、見知らぬ女性から話しかけられたものの、日本語があまり堪能ではないため、意味がよく理解できていないまま何となく返事をしているだけのように私には思えます。

「いくら時給を貰っているか」も、ただ単にアルバイトの時給を聞かれたと思い、「家宅侵入とか楽しい?」も、アルバイトが楽しいかと聞かれていると思っただけでしょう。

「カナダで集団ストーカーをした警官が捕まった」の箇所も、ほとんど意味は理解できていなかったと思います。

無言でエレベーターを降りて立ち去る男性に向かって「家宅侵入するのも仕事なんだ、捕まるといいね」と一方的に話を展開し、男性が公安警察の指示で家宅侵入していると決め付けています。

この動画を絶賛する被害者の人も多く、インプレッションも36.7万、いいねやRTも大量に付いています。

ただ、このような動画を一般の人が見たら、逆に被害者側が迷惑行為をしているようにしか見えないと思います。むしろ一般の人の理解と解決を遠ざける負の作用のほうが大きいと私は思ってしまうのです。

現にこのようなリプライが付いていますが、(このアカウントが火消しかどうかは別として)残念ながらそう言われてしまっても仕方ない部分はあると思います。

「あんたたちみたいなのにストーカーして何のメリットがあるのか」というお決まりの反論に関しては集ストが被害妄想ではない根拠をまとめた記事で反論していますのでここでは省略しますが、「普通に会話できてないだけでそれを都合いいように解釈して晒している」という指摘については私も同じことを思いました。

被害者にとって大事なことは、「被害者同士の賞賛や承認ではなく、被害者コミュニティ内でバズることでもなく、いかに一般の人に理解してもらえるか」なのに、「無関係な人を加害者認定して晒し、社会に害悪を及ぼしている困った人達」であるかのような印象を持たせてしまっているのが現状です。

ただし、それが集団ストーカーであることを納得してもらえるだけの状況説明があったり、客観的(状況的)に見て、その蓋然性が高い場合は除く。

じゃあ、お前はどうなんだ?と言いたい人もいるでしょう。

私も画像や動画を上げているため、「自分だって同じ晒し行為をしているではないか」と言われてしまえばそれまでです。また不適切な言動があったり反省することも多々あります。

そうした中、試行錯誤や軌道修正を繰り返しながら、私自身がこれまでに失敗してきたように、逆効果になるようなやり方は変えていかなければいけないと強く思うからこそ、「自分のことは棚にあげて偉そうに」と言われることも承知で、水を差したり苦言を呈するようなことばかり言ってしまうのです。

そうした耳の痛い発言をする人がいなくなったり、あるいは工作員だと決め付けて排除したり攻撃するような風潮が定着し、それがスタンダードになってしまえば、もはやそれは「カルト集団」と何ら変わりないと思うのです。

思い切って指摘したら「被害者になりすました自称被害者」「犯罪者に変わりない」「加害者のやる心理虐待」と罵倒される

そんなことをあれこれと思いつつも、あまり揉めるのも嫌なので今まで指摘するのは控えていましたが、今の被害者界隈の危うさを遠巻きに見ていると、やはり指摘はしておいたほうがいいだろうということで、思い切ってこのような引用ツイートをしました。

するとこのような引用リプライが帰ってきました。

「被害者になりすました自称被害歴14年の集団ストーカー被害者さん」と言われては、私も反論しないわけにはいきません。その投稿に返信したところ、再びこのような引用がありました。

「答えてください」と書いてあったので返信を書いて送信しようとしたら、エラーになって送信できませんでした。

「答えてください」と言ったその直後にブロックって、随分と「直情タイプ」の方のように思います。

仕方なく自分のタイムラインで反論することに。

逮捕者や賠償金3億円勝ち取ってた被害者について確かめたかったのですが、ブロックされてしまったので、本人に直接確認することはできませんでした。

そこで3億円もの賠償金を勝ち取った集団ストーカー被害者が本当にいるのか?を確かめるためにGoogleで検索してみたのですが、1件もヒットしません。

試しにツイッターで検索してみました。

Twitter検索

集団ストーカー 賠償金 3億円

すると何件もの投稿がヒットしました。と言っても出てくるのは「ひつじTI⚔️集団ストーカー犯罪禁止しろ‼️@Sheepy_240」アカウントの投稿のみ。

そして、その「逮捕者や賠償金3億円勝ち取ってた被害者」が何を指しているのかも判明しました。

「逮捕者」というのはシアトルの件とカルガリーの件、「賠償金3億円勝ち取ってた被害者」はeBayの事件のことを言っていたのです。

「国連も知ってる」も本当なんでしょうか?

ではそれぞれについて、その主張が正しいのかを検証していきます。

反論の根拠(1):eBayの事件は本当に「集団ストーカー」事件だったのか?

フェイクニュースや事実ではないものを根拠に、批判者を殴りつけるようなことをしていては、解決するものも解決しませんので、一つずつ確認していきたいと思います。

まずeBayの件についてですが、これは本当に集団ストーカー事件だったのでしょうか?

元eBay従業員が刑務所へ

これらの記事を読むと、集団ストーカーではなく、企業が自社に対して批判的な記事を書いたジャーナリストに対する報復として、社員を使って嫌がらせやストーキング行為をしていたというものです。

集団ストーカー被害者が受けている被害とは明らかに手法や性質が違うことはご理解いただけるのではないでしょうか?

このeBayの事件を集団ストーカー被害として広めている人の中に中津川ひろさとさんという方がいらっしゃいます。以前私はその方に質問をしていますが、それに対する返信はありませんでした。

そこで、自分でこの記事を検索したのですが、これも見つかりませんでした。

このスクショの内容は、集スト被害者の人が書いた記事かもしれませんが、タイトルに「集団ストーカー」という文言を入れて投稿したブログ記事か何かのように見えます。(足立健一というのは誰なのかわかりませんが、その名前で検索してもヒットしませんでした)

言い方は悪いのですが、これは事実を歪曲してタイトルでミスリードする、所謂「見出し詐欺」の類いでしょう。例えるなら、実際は○○人が虐殺したのに、その死体の写真に「日本人による大虐殺」などとキャプションを付けて喧伝するどこかの国の人達がよく使う手法にも似ています。そういう卑怯な手法を使うのはいかがなものかとも思います。

私が中津川さんに質問している投稿のスクショを貼って私に強い口調で非難を浴びせてきたひつじ氏についても、やはり主張が強引すぎたり、歪曲や曲解、拡大解釈したものが多いと感じます。

何より私は、中津川さんの主張を否定してもみ消そうとしているのではありません。

今中津川さんは集団ストーカーについて街頭演説で発言されていますが、こうした影響力のある人が、まちがった発信をしてしまえば、それはそのまま被害者にとってマイナスイメージになってしまうからこそ、情報の取扱は慎重に、正確にしなければならないのではないかと言っているのです。

反論の根拠(2):「シアトルで集団ストーカー300人が逮捕された」というのは風刺サイトのデマ

シアトルの件は前々から注意喚起しているのですが、未だにこれを事実だと思っている人が多くて目眩がします。

これを「集団ストーカーが実際にある根拠だ」として色んな人への反論に使っているのですが、当然ながら風刺サイトの作り話は根拠にはなりません。それが風刺だと知られてしまった時点で、失笑を誘うだけです。

異論を排除し、自分にとって心地よい意見がこだまする「フィルターバブル」というコンフォートゾーンの中で、ひたすら確証バイアスを強固にしていけば、自分たちの方向性を見失ったり、より過激な信念体系を作り上げてしまうだけだと思います。

反論の根拠(3):カルガリー(カナダ)で警察官3名が集団ストーカーで逮捕されたって本当ですか?

カルガリーの事件も集団ストーカーではないようです。

これは「同棲していた男女間での出来事」であり、別れを告げられた男性が恨みを晴らすために嫌がらせを依頼した、というような事件だったのではないでしょうか。(要約ではそこまでの詳しいいきさつは確認できず)

嫌がらせや監視のために雇ったのが元警部で、さらにその元警部が雇った現職の警察官が逮捕されたという事件だったのでしょう。

残念ながらこれも「集団ストーカー」ではないと思います。もしこうして「集団ストーカーに加担した警察官」が逮捕されているのであれば、他にも逮捕されたという報道がないとおかしいのではないでしょうか。

少なくとも中津川さんが仰るように、米国での集団ストーカー犯罪の取り締まりは非常に厳しい」のであればなおさらです。

ライブ配信しましたのでよかったら見てください。

丁寧・慎重・正確な情報発信を心がけることの重要性

ライブ配信でも話していますが、人は面白みのない真実よりもセンセーショナルなデマや陰謀説を信じたくなるものです。(少し前までの私もそうでした。いや今もか?)

ですが、デマを流したり、何かを主張したり糾弾したいという気持ちが先走りすぎて何でも被害に結びつけたりこじつけたり、強引に「集団ストーカーだ」と騒ぐことが本当に被害の解決に繋がるのかどうかを冷静に考えることが、まず大事だと思っています。

そうした冷静さや客観性を欠いたまま暴走し、怪しい情報でも何でも飛びつき、精査せずに拡散している人達を世間はどのように見るでしょうか?そしてその人達を信用できる人達だと思い、話を聞いてくれるでしょうか?

「何もわかってない人ほど断定を好む」「世界はそんなに簡単ではない」という言葉に深く共感します。物事はそんな単純なものではありません。

同じ被害者でさえ通じ合わないのに、世間一般の人に理解してもらうことは並大抵のことではないのです。

「スキーマ」は人それぞれまったく違うから、同じ言語を話していても伝わらないのは、むしろ当然であり、伝わらないからと言って、相手に的外れなレッテルを貼り貶めるのは、非常に恥ずかしい行為だと気付いてほしいものです。

そのような言動を続ける限り、狭い被害者コミュニティ内での盛り上がりや相互承認は得られても、一般の人からの理解を得ることは難しいでしょう。

お前が言うなと言われそうですけれど・・・(2度目)



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